京都市内で6月30日夜に記者会見した高島礼子(51)は、覚せい剤取締法と大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された夫の元俳優、高知東生容疑者(51)が、高島の父の介護をするために芸能界を引退した認識がないと主張した。

 高島は「私は(高知容疑者から)父のために(芸能界を)辞めるとは一言も聞いていません」と話した。高島によると、高知容疑者は「7~8年前から店(エステサロン)をやっていて、彼の性格的に『芸能人が片手間に商売をするのは失礼だ』と(言っていた)。商売相手への礼儀として(芸能界を)辞めると言っていました」と説明。芸能界引退の理由が、義父の介護のためではなかったとした。

 逮捕後に、高知容疑者が引退した理由の「義父の介護」に熱心ではなかったのではないか、とする報道もあった。高島もこれを把握しているようで、あくまで「実業家専念」のための引退と認識していたという。

 また、義父の世話に複数のヘルパーを手配しており、高島は「私でもできる範囲のこと」とし、芸能界から身を引いてまで、専念するような状態ではないとした。

 ただ、親族の1人として「私が地方に行ったりして重要な決断が必要なときは、彼が私に代わって、お医者さんと話をしてくれた」とし、夫としての務めは果たしていたようだ。

 高知容疑者の逮捕について、父には「内緒にしております」と涙を見せた。「正直(父が)どこまで理解できるか、という状況ですが、ヘルパーさんには言わないようにお願いしています」と話した。