国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使として活躍する米女優アンジェリーナ・ジョリー(41)が、米ワシントンDC近郊のジョージアタウン大学の客員教授に就任することが明らかになった。

 ジョリーはすでに今秋から英国のロンドン大学経済政治学院で客員教授として教壇に立つことが決まっているが、姉妹校である米国の大学でも秋から教鞭を振るうことになったという。

 ジョリーは英国の政治家ウィリアム・ハーグ氏と大学内に立ち上げた「女性と平和、安全保障研究所」に新設される修士コースで講義を行う予定で、紛争下における女性に対する性的暴力や人権問題について熱弁をふるうことになる。

 「学生たちに教え、学生たちから学ぶことを楽しみにしている」とジョリーはコメントしており、秋から女優、監督業の他に教授としての肩書も増え、多忙な生活を送ることになりそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)