蒼井優(31)松田翔太(31)が17日、映画「オーバー・フェンス」(山下敦弘監督)初日舞台あいさつに登壇した。

 主演のオダギリジョー(40)が別映画の撮影でキューバに滞在中のため不在。代わりにオダギリの等身大パネルが用意された。パネルを提案したという松田は「(スタッフが)『劇中の絵は4Kで撮ってるから大丈夫だ!』って言ってたのに、かなり画質が…」と、できあがったパネルを見て苦笑した。

 キューバで撮影中のオダギリからは手紙が届き、松田が代読した。「ある意味、マンネリ化していた舞台あいさつのあり方に、新たな光を差したのかもしれませんね」「(撮影で函館に滞在中)カニのみそ汁を頼んだら、サービスでついてきたのがシンプルなみそ汁で、なぜかみそ汁が2つになったことも、(キューバ滞在中の)今となっては大感謝です」などユーモアあふれる手紙に、松田は「皆さんに笑っていただけたので、(オダギリが)うれしがっていると思いますよ」。蒼井は「翔太くんが1人楽屋でぼそぼそ練習していたので、うまくいってよかったなと思います」と笑った。

 最後は蒼井が、会場に集まった観客へ「今日見てくださった皆様が、まだこの作品を知らない方々に対して、どうしてくださるか。パネルのクオリティー見たら分かると思うんですけど…予算がたくさんある作品じゃないので…皆様どうかお力をお貸しください」と話し、笑いを誘った。