女優杏(30)が、エッセー集「杏の気分ほろほろ」(朝日新聞出版刊)を今月20日に発売することが9日、分かった。ニュースサイト「朝日新聞デジタル」で13年1月から16年7月まで月1回掲載されたエッセーの書籍化で、女優としての仕事はもちろん、俳優東出昌大(28)との結婚、双子の出産と激動の3年半をつづった内容になっている。

 杏にとっては、12年の「杏のふむふむ」に続く2作目のエッセー集となる。今作は、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(13年)や、高視聴率をマークした日本テレビ系「花咲舞が黙ってない」シリーズ(14年、15年)に主演するなど、女優としてステップアップした時期に書かれたもの。杏も「頑張った! と思えた期間を、こうして形にしていただいて、自分としても、とても思い入れのある本になりました」。

 今回の書籍化に伴い、それぞれ話の後日談も書き下ろした。「ごちそうさん」で共演し、15年1月に結婚した東出とは、大阪での撮影期間中にウナギ釣りに出掛けた思い出や、結婚前に海外旅行に出掛け、それぞれが旅日記を書いたエピソードを明かしている。

 また、今年5月には双子の女児出産を発表したが、初めての子育てに奮闘する模様も収めた。杏自ら、カバー用に描いたイラストにも、子ども2人を抱いた夫と、笑顔の妻、犬2匹と家族を描いたものもある。杏は「書き下ろしも加えて盛りだくさんの本、ぜひ手に取って読んでいただければと」と話している。