世界中で愛され続けている「美女と野獣」が最高のスタッフとベル役にエマ・ワトソン(26)を迎えて全世界待望の実写映画化。昨年アメリカで公開された予告編第一弾は、24時間で1億2700万回再生という驚異的な再生回数を叩き出して、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の記録を超え、一日の再生回数新記録を樹立した。

 第89回アカデミー賞で過去最多タイとなる13部門中14ノミネートを果たしたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』で、ヒロインを務めるのがエマ・ストーン(28)。今年の洋画作品のヒットを占うこの2作品で主演を務める2人の“エマ”。ほぼ同世代であり、同じく10代のころからキャリアを積んできた2人に今年、日本中の注目が集まることになりそうだ。

 エマ・ストーンは、青春コメディー映画『小悪魔はなぜモテる?!』(10)で初主演するとコミカルな演技と豊かな表情で人気女優としてブレイク。近年では、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)で第87回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされるなどその演技力は高く評価されている。そして、アカデミー賞で二度目のノミネートとなった作品が『ラ・ラ・ランド』(2月24日日本公開)だ。この作品で演じるのは、女優を夢見てオーディジョンに挑む毎日を送る女性・ミア。同じようにジャズピアニストとして成功することを夢見るセブと恋に落ちる役どころだ。ブロードウェイ・ミュージカルにも数多く出演経験を持つ彼女は、美しい歌声や見事なダンスを披露している。

 エマ・ワトソンは10歳の頃『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)でデビューし、ハーマイオニー・グレンジャー役としてすぐさまブレイク。その後、『マリリン 7日間の恋』(11)、『ウォールフラワー』(12)、『ノア 約束の舟』(14)など、話題作へもコンスタントに出演を果たすなど、根強い人気を誇る。国連組織 UNウィメンの親善大使としても活躍する彼女が『美女と野獣』で演じるのが、ヒロイン・ベルだ。ベルは常に前向きで“自分自身の価値観に従って生きている”という現代的な素質を持ったキャラクターで、彼女の素顔と文字通りシンクロしているような女性。エマ自身もベルの大ファンを公言するなど、まさに彼女にしか演じられない役どころ。そんな彼女による“ベル”に多くの人が注目している。【ハリウッドニュース編集部】