小泉孝太郎(29)主演の日本テレビ系のドラマ「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった-カウラ捕虜収容所からの大脱走-」(7月8日午後9時)の完成披露記者会見が、東京・汐留の同局で開かれた。太平洋戦争中の44年にオーストラリアのカウラにある捕虜収容所にいた1104人の日本兵が脱走、231人が死亡、31人が自決した史実に基づいたドラマ。

 死を決意して脱走しながら生き残った日本兵を演じた小泉は「見終わった後に放心状態になった。この作品と出会えたことに感謝したい」。生きて帰ることを願いながら、脱走に巻き込まれ命を落とす日本兵役の大泉洋(35)は「生きることが、どれだけ素晴らしいことか、あらためて実感した。全身全霊で演じました」と話していた。