吉本興業は25日、漫才師前田五郎(67)が中田カウス(59)への脅迫状送付事件に関係していたと一部で報道されたため、タレント活動を休養させると発表した。

 同社によると、前田が脅迫状に実際にかかわっていたかどうかは分からないが、世間を騒がせたため、本人と相談の上、休養を決めたという。

 前田は1942年大阪市生まれ。吉本新喜劇のコメディアンとしてデビューし、68年に坂田利夫と漫才コンビ「コメディNo.1」を結成。突っ込み役で人気を博した。

 カウスは07年に暴力団との交際を背景に吉本興業の経営に影響を与えていると週刊誌で報道され、今年1月には大阪・ミナミの路上で乗用車に乗っているところを何者かに襲撃された。

 脅迫状はカウスに危害を加えて舞台に立てなくしてやるとの内容で4月、自宅へ送られた。文中では吉本興業幹部も脅している。

 [2009年5月25日13時47分]ソーシャルブックマーク