元女優酒井法子さん(39=覚せい剤取締法違反の有罪判決が確定)が声優として参加した教育用アニメ映画が事件の影響で上映できなくなったとして、制作者側が酒井さんと元所属事務所「サンミュージックプロダクション」に計約2100万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴していたことが15日、分かった。

 第1回口頭弁論が同日あり、酒井さんとサンミュージック側はいずれも争う姿勢を示した。

 訴状によると、映画は障害のある子どもと家族を描いた児童書を原作として2007年に制作された長編アニメ「大ちゃん、だいすき。」で、酒井さんは子どもの母親の役として声優を務めた。

 製作者側は、子ども向けの教育映画として主に全国の公共施設や小中学校で上映してきたが、酒井さんの事件後は上映やテレビ放映、DVD化が不可能になったと主張。事務所側にも酒井さんへの指導、監督を怠った責任があったとしている。

 [2010年6月15日19時8分]ソーシャルブックマーク