元仮面ライダー、元戦隊ヒーロー、元ビジュアル系ロックバンドのボーカルなど異色の経歴を持つ6人が集まった男性ムード歌謡グループ、純烈(じゅんれつ)が23日、東京メトロの銀座駅コンコースでイベントを行い、デビュー曲「涙の銀座線」を披露した。

 リーダーの酒井一圭(35)は元百獣戦隊ガオレンジャーのガオブラック役。メーンボーカルの白川裕二郎(33)は元忍風戦隊ハリケンジャーのカブトライジャー役。4人のコーラスも、小田井涼平(39)が元仮面ライダー龍騎のゾルダ役。友井雄亮(30)は元仮面ライダーアギトのギルス役。さらに林田達也(28)は元ビジュアル系ロックバンドのボーカルで、99年にメジャーデビューしている。後上翔太(23)は元大学生と普通だが、純烈のため?

 東京理科大を中退した。

 経歴を見ると、華やかだが、全員、それ以後、パッとしなかった、いわゆる“負け組”。そんな6人が「忘れていた自分らしさを取り戻し、そして日本を元気にしたい」と、希望や充実感に包まれていた昭和のムード歌謡グループに転身した。

 平均身長は183センチのイケメン集団でもあり、グループ名は純情烈将伝の略で、「純情であり、強く、清く、志を変えずに貫く」という意味が込められた。3年間の準備期間を経てデビューを果たしたリーダーの酒井は「苦労してきたかいがありました」と話した。イベントでは、ガオレンジャーのリーダーだった金子昇から、祝福の電報も寄せられた。

 [2010年6月23日20時34分]ソーシャルブックマーク