警視庁少年事件課は15日までに、イベント会場で人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーとの「握手券」を盗んだとして、窃盗の疑いで東京都練馬区大泉町6丁目、無職大井邦彦容疑者(25)を再逮捕、愛知県一宮市のアルバイト店員の少年(19)を逮捕した。

 大井容疑者は、握手券を偽造しファンに渡したとして有価証券偽造・同交付罪で6月に起訴されている。

 2人の逮捕容疑は3月17日夜、名古屋市東区で開かれたメンバー5人によるユニット「渡り廊下走り隊」のイベント会場で、握手券約900枚を盗んだ疑い。

 警視庁によると、盗まれた握手券はイベント参加者から主催者が回収したもので、受付の机の上にビニール袋に入れて置いていた。握手券には回収済みを示す印などがなく、ほかの会場でも繰り返し使用できる状態だったという。

 2人はAKB48のイベント参加を通じて親しくなったという。握手券の一部は転売し、食事代や交通費に充てていた。

 [2010年7月15日12時0分]ソーシャルブックマーク