特撮テレビ番組「ウルトラシリーズ」第1作「ウルトラQ」の放送開始45周年記念イベントが2日、東京・銀座シネパトスで行われ、主演トリオの佐原健二(78)西條康彦(71)桜井浩子(64)がトークショーを開いた。66年の放送当時のエピソードを披露。新人女優だった桜井が撮影現場に遅刻したり、西條が凍っている沼に入って撮影したことなどを振り返り、約110人の高齢ファンを楽しませた。

 66年1月2日の第1話放送以来、根強い人気があることについて、佐原は「大変ありがたい。(東宝特撮映画で知られる)本多猪四郎監督に仕込まれた俳優たちが、リアルな芝居をしている。劇場映画と差がないところを見てほしい」と訴えた。西條は「リアルタイムで見た人は、もう50歳過ぎ。みんな大変な時代をご苦労さまでした」と笑顔。ヒロイン役の桜井は「若作りに苦労してます。美貌が持たない。勘弁してください。男の人はいいけど」と漏らしていた。

 [2011年1月2日15時3分]ソーシャルブックマーク