BPOの放送倫理検証委員会は31日、都内で会見し、放送倫理違反があったとする日本テレビ系報道番組「news

 every.サタデー」について、原因調査などをまとめた意見書を発表した。同委員会は、制作現場の年長の上司と若手スタッフの間のコミュニケーション不足を要因の1つに挙げた。現場の上司は通常、担当する官庁の記者クラブに詰めており、問題を起こした担当ディレクターは気軽に相談できる環境にはなかったという。番組ではペットビジネス最前線と題し、ペットサロンとペット保険について、2人の女性客の声を紹介したが、実際は同ビジネスの運営会社社員だった。ディレクターは、社員であっても、当該サービスの利用者でもあることから制作を進めた。