妊娠した英王室のキャサリン妃がロンドン市内の病院に入院中、エリザベス女王らに成り済まして偽電話をかけたオーストラリアのラジオ局のDJ2人が10日、地元テレビ局のインタビューに応じ、電話に応対した後に自殺したとみられる病院の女性看護師に対して涙ながらに謝罪した。

 看護師は責任を感じていたとみられ、男性DJは「胸が張り裂けそうな気持ちだ」と声を絞り出すように話した。相方の女性DJは「(自分たちの行為が)彼女の死に関係しているのであれば本当に申し訳ない」と話し、涙を流した。

 2人は女王やチャールズ皇太子を装い病院に電話。病院側はうその電話と見抜けずキャサリン妃の体調などを伝えた。自殺したとみられる看護師は最初に電話を受け、担当の看護師に回していた。電話の内容は録音、放送され、世界中のメディアが報じ話題となった。

 DJ2人は騒動の直後、無期限の謹慎処分となり、公の場に出るのを控えていた。