宝塚歌劇団・宙組の新人公演「モンテ・クリスト伯」が2日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、7年目に入った若手男役・愛月ひかるが、幸せの絶頂から投獄され、報復に燃える主人公を好演した。

 愛月は「前半は落ち着いてできましたが、後半は緊張してしまった。100%成功とは言えないです」と、厳しい自己採点を下したが、20年の時の流れを経た主人公を、声質を使い分けてみせた。

 終盤、復讐(ふくしゅう)心と愛に揺れる主人公が、元恋人メルセデス(花乃まりあ)と争い、息子とまで決闘へ発展する場面では、愛月の熱演に客席からはすすり泣きが漏れた。愛月は終盤について「けいこ場でも一番、苦労したところなので、あの瞬間、役に入りきって、覚えていません。それがよかったのかもしれません」と話していた。東京宝塚劇場公演は5月23日。