伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸(50)が18日、大阪市内で、甲状腺がんから完全復帰し、夏の盆踊りツアーを発表し、その席上で再婚を報告した上に“謝罪”した。

 菊水丸は今月、テレビショッピングで知られるタレント高橋知裕(ちひろ=45)と、京都・南山城村の役場に婚姻届を提出。高橋とは甲状腺がん手術後の今年1月、菊水丸を心配した手紙が届いたことから親交を深めた。術後、海草類の食事制限があったため、高橋に「彼女は栄養学が深く、助けられた」とし、再婚を決めたという。菊水丸によると、当初はこの日、復帰会見で再婚発表の意向だったが、「本来は今日、申し上げるつもりで…ただ、どこから漏れたか…一部に出てしまいまして。恐縮でございますが、結婚いたしました」と語った。

 菊水丸は86年に結婚し、1男1女をもうけたが、01年2月に離婚した。昨年秋、甲状腺乳頭がんと診断され、同12月25日に摘出手術を受けて、今年1月に退院。自宅療養を続けながら、じょじょに復帰し、その菊水丸を助けたのが、高橋だった。