吉本新喜劇の小籔千豊(40)が主催する音楽フェスティバル「KOYABU

 SONIC」に16日、演歌歌手の小林幸子(59)が電飾衣装で登場した。

 ロックバンドが中心に集まる“夏フェス”は初めてと言いつつ「もしかしてPART2」を歌い、客席から合間には「ホー」のかけ声も受けた。途中からは、小林自らもノリ「くせになりそう」と満面笑み。この日の衣装は、ツアーで全国を回る時にも使った衣装で、電飾量を3割増、全高を1メートル伸ばして4メートルの高さまで上がり、熱唱した。

 ステージでは、COWCOWと「あたり前体操」でも共演し、「衣装運ぶためトラック持ってる…引くう~」などと歌ったCOWCOWの声に合わせて、パフォーマンスも披露した。

 小林の事務所によると、出演への打診があったのは今年春ごろ。デビュー50年の今年、小林自身が「新しいことに挑戦したい」と考えていたことから、出演を即諾。昨年は、事務所トラブルもあり、33年連続出場中だったNHK紅白歌合戦にも漏れるなどし、再起を図って全国50カ所のツアー中でもあった。

 小籔から、同期のCOWCOWが小林と共演したことに「仕事がなかった時代もあったのに」と感慨深い思いを伝えられると、小林は「みなさん、苦労されたんですね。でも、無駄になりませんから。人生塞翁(さいおう)が馬、いいことばかりでもないけど、悪いことばかりも続きませんから」。小林がCOWCOWをねぎらう場面もあった。