宝塚歌劇団の宙組公演「風と共に去りぬ」が27日、兵庫・宝塚大劇場で開幕(11月4日まで)した。宙組トップスター凰稀かなめが、レット・バトラーにふんして主演。

 ときには強引に、ときには優しく、スカーレットを見守り、愛する大人の男役に、凰稀は「自分という人間を一から洗い直して」けいこを進めてきた。バトラーおなじみのヒゲや、衣装の着こなしと、顔のバランスから先を細くするなど「よりキレイに見えるように考えた」と、徹底的に“美”にこだわり抜いたバトラーを作り上げている。

 スカーレットは男役スターの朝夏まなと、七海ひろきが役がわり。娘役トップの実咲凜音はメラニーを演じる。また、今公演で、歴代最長身179センチの男役スター悠未ひろが退団する。悠未はスカーレットに思いを寄せられるアシュレ、南部の青年・ルネを役がわりで演じる。東京宝塚劇場は11月22日~12月23日。