EXILEのATSUSHI(33)が、作曲家久石譲氏(62)との共作「懺悔」のリリースを翌日に控えた15日、東京・上野の東京国立博物館を訪れた。同曲は8日に同会場で開幕した特別展「京都-洛中洛外図と障壁画の美」の公式テーマソングで、久石氏が作曲、編曲、ATSUSHIが作詞と歌を担当。2カ月の製作期間を経て完成させた。

 ATSUSHIは「舟木本愛がありますよ。この(舟木本の)おかげで(曲が)できた。先人の方々の思い、生活を、このびょうぶから感じ取ることで、現代へのメッセージを歌にできればいいなと」と思いを口にした。久石氏については「ジブリの映画の久石さんのイメージが強いんですけど、1つのテーマに向かって進んでいく時の力の強さを感じました。すごすぎる曲だったので面食らいました」と感想を話した。

 ATSUSHIは、今回の初共演を機に、かなうならば、久石氏と交流を深めていきたいという。「世界の久石さんですから。こんな機会をいただいて、新しい自分を発見することができた。アーティスト人生でかけがえのない経験」というATSUSHIに対し、久石氏も「どこかでこういう曲を書きたかった。ATSUSHIさんと出会えたから。1回どっかに行ってもいいよね。(EXILEのドーム公演などで)ピアノ弾いてみたいですね」と、ライブでの共演も楽しみにしていた。