テレビタレントとしても活躍する歌手円広志(60)が17日、大阪市中央区の読売テレビで、自作曲「走れシミケン」を発表し、35年前のデビュー曲で大ヒットした「夢想花」に続くヒットを祈願した。

 「一発屋と言われてもう35年。そろそろ返上したい」。創作活動では、83年に森昌子に提供した「越冬つばめ」がヒットしているが、シンガー・ソングライターとしては、いまだデビュー曲を超えるヒットがなく、ヒット宣言というよりは、ほぼ“懇願”に近い発言だった。

 今回の新曲は、同局の報道番組「かんさい情報ネット

 ten.」で共演する清水健アナウンサー(37)が、大阪マラソンに挑戦した模様を描いた応援歌。清水アナといえば、今年秋の堺市長選で橋下徹共同代表の日本維新の会からの出馬要請を2度、断った男として注目された。円は、その清水アナのマラソン挑戦を「(報道キャスターとして)スーツというよろいを脱ぎ捨て、しっちゃかめっちゃかやればいい。まだまだ若いんだしというエールを込めた」ととらえ、人生の応援歌に仕上げた。

 創作総日数は20日程度だといい、曲調は1番から3番へかけて、じょじょにメロディーも盛り上げ系へと変化するミディアム・ナンバーになっている。

 また、同番組の気象予報士で、イラスト入りの天気予報が人気の蓬莱大介氏が、番組で使用した天気予報イラストを集めた展覧会が今月21日~来年1月12日まで、大阪市立科学館で開かれることも発表された。