落語家の桂歌丸(77)が慢性閉塞(へいそく)性肺疾患と肋骨(ろっこつ)骨折のため3月29日から入院していることが4日、分かった。

 歌丸によると、先月20日に大阪から新幹線で移動中に激しくせき込み、胸が急に痛くなったという。その後も最初は我慢できていたものの、痛みが増し、呼吸も苦しくなり、食事もとれない状態になっていた。29日朝に起きたところ、激しい痛みを感じたため、病院に行ったところ、「高度慢性呼吸不全」と「左側胸部痛」と診断され、そのまま入院したという。その後「肺疾患」「骨折」と正式に診断された。

 薬物治療と安静が必要なため2週間程度の入院とその後も2週間程度の自宅安静が必要という。歌丸は「退院時期は未定ですが、体と相談しながら復帰を目指したい」と話し、22日の落語会での復帰を目指しているという。

 歌丸は「動いたり話をすると痛みがあるため、ある程度動ける状態になるまでお休みをいただく所存でございます」と話している。今日5日に司会を務める日本テレビ系「笑点」の収録があるが、休演し、司会が代役となるという。

 歌丸は4年前に肺気腫で入院し、昨年10月にも肺炎に2週間入院しており、月1回程度定期検診を受けていた。