女優武井咲(20)が俳優綾野剛(32)にお気に入り衣装をおねだりした。2人がダブル主演するフジテレビ系ドラマ「すべてがFになる」(21日スタート、火曜午後9時)の制作発表が17日、東京・西新宿のヒルトン東京で行われ、武井や綾野ら出演者6人が出席した。

 スーパー理系頭脳を持つ女子大生と、工学部建築学科准教授の師弟コンビが、難事件の解決に挑む理系ミステリー。原作は作家森博嗣氏(56)の同名小説で、シリーズ累計350万部の人気作。

 武井は「人気な小説を原作にドラマ化はとても悩ましく、プレッシャーを感じつつやってます。小説をドラマ化するのは難しい部分が多い。新しい色としてこのドラマを成立させているところです」と話した。

 セレブなリケジョ探偵”萌絵を演じる武井は「同じ服は着ない」とたくさんの衣装を着る。中でも赤のコートを気に入ったようで、会見中に「ほしいコートがあった。綾野さんにお願いしてます」と甘え声でおねだりした。

 それを聞いた綾野は「急なキラーパスでびっくりしました」と目を丸くしながらも、「なんとかしましょう」と快諾。武井は大喜びしていた。

 武井は相当に気に入っていたようで綾野は「萌絵の顔で服を着てる感じじゃなかった。完全に武井咲の顔で着てた。この服を気に入ってるのだなとわかった」と振り返った。

 綾野はスタジオの前室に「綾野商店」という屋台を作ったと明かした。密室殺人や猟奇的犯罪に挑む作品。綾野は「現場がピリピリしやすい作品だと認知していた。何か方法ないか考えた」と美術スタッフに依頼して屋台を作った。出演者やスタッフのために、食べ物やシャンプーや下着など用意して無料で提供しているという。武井は「勝手に私のブロマイドの写真とかも売られてた。聞いてなかった」と苦笑いしながらも「駄菓子やカップ麺とかスタッフさんも喜んで使わせてもらってます」と感謝。共演する小澤征悦(40)も「歯ブラシを使わせてもらってます」。戸次重幸(40)も「綾野商店はただというのがお気に入り。カリカリ梅は私がほとんど食べました」と話した。現場ではコミュニケーションの場や人の集まる憩いの場になっているという。