タレントなべおさみ(75)が9日、著書「病室の『シャボン玉ホリデー』ハナ肇と過ごした最後の29日間」の出版記念トークショーを都内で行った。

 93年に亡くなったクレージーキャッツのリーダー、故ハナ肇さん(享年63)の病床で最期をみとるまでを描いた作品で、08年に出版した単行本「病室のシャボン玉ホリデーハナ肇、最期の29日間」の文庫化だ。

 なべは、62年から1年8カ月、ハナさんの初代の付き人を務めた。そして、肝臓がんに倒れたハナさんの最期の日々を見守った。「渡辺プロの渡辺晋社長が、僕がデビューまでの間、ハナさんに付けてくれた。見舞いに来た山田洋次郎監督に『なべちゃんは初代の付き人をやって、最後の付き人をやってるんだね』って言われた」と話した。