世界の歌姫マライア・キャリー(38)が、今年の日本テレビ系のプロ野球中継「日本プロ野球2008」のイメージソングを歌うことが27日、明らかになった。来月16日に発売される新アルバム「E=MC2(イー・イコールズ・エム・シー・スクエアード)~MINI第2章」の中から、明るいポップス調の「ラヴィン・ユー・ロング・タイム」が選ばれた。日本テレビは今年、巨人戦を地上波で41試合放送する。昨年は巨人戦ナイター中継の平均は9・8%と低迷したが、スポーツ局の岡田謙吾プロデューサー(41)は「今年は野球人気復活の年。五輪もあるし、世界をイメージしています。野球ファン以外の方にも、楽しんでいただける曲だと思う。強い巨人とマライアで視聴率2けたを目指します」と話している。

 マライアは90年のデビュー直前、NBAのオープニング・セレモニーに登場して注目を集めた。また02年のスーパーボウルで国歌斉唱、03年2月のNBAハーフタイム・ショーでパフォーマンスを見せたが、スポーツイベントとのコラボレーションは珍しい。

 5月下旬にはアルバムプロモーションのため来日。東京ドームを訪れてのサプライズが期待されている。マライアは「私の楽曲が選ばれて、本当に感激している。日本では野球が一番人気のあるスポーツって聞いてます。『ラヴィン・ユー・ロング・タイム』というタイトルと、日本の皆さんが野球を長い間愛しているという共通点があるので、とってもいいタイアップだと思っています。私の曲と一緒にぜひ野球を楽しんでください。アイシテマス!」と話している。