「ドラえもん」が初めて本格的な舞台になる。藤子・F・不二雄氏の名作「大長編ドラえもん

 のび太とアニマル惑星」が鴻上尚史氏(50)の作・演出による舞台版として9月に東京・池袋の東京芸術劇場(4~14日)で上演される。

 これまで着ぐるみの子供向けショーはあるが、今回はドラえもんだけが着ぐるみで、のび太らは生身の役者が演じる本格的なもの。ドラえもんファンを自任する鴻上は「子供も大人も楽しむことのできる演劇を、と求められた時、真っ先に『ドラえもん』が浮かびました。日本の演劇人の1人として、舞台ならではの魅力ある『ドラえもん』をつくれたら、これほどの幸せはないと思っています」。

 「のび太-」は人間の言葉を話す動物を守るため立ち上がるドラえもんやのび太らを描いた作品で、90年に映画化された。ドラえもんの声はテレビと同じ水田わさびが担当し、のび太に坂本真、しずかちゃんにすほうれいこ、ジャイアンに脇知弘が決まっている。