新人女優岡本あずさ(16)が現在放送中のBS-i「東京少女」(土曜午後11時)で初ドラマ初主演に挑んでいる。宮崎あおい、堀北真希、水沢エレナらを無名時代に主演で起用し「目利きプロデューサー」として知られる丹羽多聞アンドリウ氏が、ファッション誌「SEVENTEEN」で岡本を見つけ主演に抜てきした。丹羽氏は「水沢エレナがすぐに民放の主演を任されたように、いくと思います。すごい女優を見つけました」と自信を見せる。

 ドラマでは得意のサックスを披露し、新人とは思えないのびのびとした演技を見せている。ドラマが決まる前の今年夏、テストを兼ねた台本読みで、思うようにいかず、帰宅後、両親の前で悔し涙があふれたという。「頭が真っ白になって、次の注意を受けたら、前に言われた注意を忘れちゃって…。その後、親に会って話したら悔しくて泣いちゃって」。

 この負けず嫌いの姿勢で、丹羽氏は大物の予感をさらに抱いたという。岡本は「主演をいただき、本当に驚きました。悔しかったからこそ頑張ろうと。プレッシャーもありますが、それがあるからこそ、自分も成長できると思う」。「岡本あずさ」の名前がメジャーになる日も近そうだ。