覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された酒井法子容疑者(38)の拘置期限は19日までだが、延長される可能性が高い。酒井容疑者は「昨年の夏から10回くらい吸った」としているが、夫の高相容疑者は「4年ぐらい前に勧めた」などと、供述が食い違っている。また、千葉・勝浦市の別荘で覚せい剤が見つかったこともあり、常習性や使用実態などを詳しく調べるためだ。さらに、逃走中の足取りを調べる意向だ。同容疑者の覚せい剤使用を調べるために実施した毛髪鑑定の結果も近く出る予定だ。

 酒井容疑者の逮捕容疑となった覚せい剤所持量が0・008グラムと、1回の使用量0・3グラムに満たないことや、尿検査でも陰性だったことから不起訴処分、起訴猶予になる可能性が指摘されたが、政治家や有識者が疑問の声を上げるなど、反発する世論も高まってきた。芸能人の覚せい剤使用が社会に与える影響力を考え、検察当局も徹底捜査をするものとみられる。

 最大10日間の拘置延長した場合、29日が期限となる。高相容疑者も拘置延長されており期限は21日まで。

 [2009年8月19日8時48分

 紙面から]ソーシャルブックマーク