貫地谷しほり(23)主演で、乳がんのため24歳で亡くなった長島千恵さんのドキュメンタリー「余命1ケ月の花嫁」が舞台化(東京・世田谷パブリックシアター、6月15~27日)されることが8日、分かった。

 TBS系「イブニング5」が07年5月、若年性乳がんと闘う千恵さんと献身的に支える恋人太郎さんの生活に密着した特集を放送した。同7月の特番「余命1ケ月の花嫁~乳がんと闘った24歳

 最後のメッセージ」が視聴率16・6%を記録。同年発売された同名ドキュメンタリー本が約88万部を売り上げ、大きな反響を呼んだ。09年には栄倉奈々、瑛太主演の同名映画が公開され、興収32億円の大ヒット。舞台化も遺族の了承を得て実現した。

 舞台版の作・演出は映画「レインマン」などを舞台化した鈴木勝秀氏、千恵さんを若手演技派の貫地谷しほり、太郎さんを渡部豪太(23)、千恵さんの父を天宮良(47)が演じる。2年半ぶりの舞台となる貫地谷は「うれしい半面、最近の話で皆さんの記憶の中にあると思うので、プレッシャーのようなものも感じます」。

 貫地谷は「千恵さんのことを知っていた方にも見ていただきたいですが、まだ知らない方もたくさんいると思うので、そういう方にも見ていただき、興味を持って、病気のこととか、自分に何ができるかということを考えるきっかけになったら」と話す。制作のTBSは乳がん検診キャンペーンと連動。観客の中の希望者に受診できる日を設定したり、全国の高校生・大学生向けに上演する運動も検討している。

 [2009年11月9日8時50分

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