嵐の二宮和也(27)が10月期のフジテレビ系連続ドラマ「フリーター、家を買う。」(火曜午後9時)に主演することが14日、同局から発表された。二宮の連ドラ主演は08年10月期TBS系「流星の絆」以来、2年ぶりとなる。

 「図書館戦争」シリーズで知られる作家有川浩氏の同名ベストセラー小説が原作。3カ月で就職先を辞めた夢なし、貯金なし、かい性なしの青年が仕事に対する思いや家族再生の希望を見いだしていくホームドラマで、二宮は一念発起するフリーターを演じる。

 同局は、ハリウッド映画「硫黄島からの手紙」にも出演した二宮の起用理由を「演技は世界でも評価が高い。初めて人生や家族と向き合い、もがきながら、目標に向かって突き進み始める等身大の25歳の頑張る姿を二宮さんが演じれば、世代を超えて勇気と希望を与えられる」と説明した。

 フリーター役に初挑戦する二宮は「仕事に対する思いやその変化、また、家族再生への希望が伝わる作品になればと思います」と意気込んでいる。アルバイト先、土木工事現場の先輩を香里奈(26)が演じる。香里奈とは初共演となる。

 同局火曜午後9時枠ドラマは、看板の月9枠に続く人気を誇る。日本実写映画NO.1ヒット作「踊る大捜査線」も、97年に同枠で初めて放送された。「古畑任三郎

 第3シリーズ」は平均視聴率25・1%の高視聴率を獲得。そのほか、「海猿」「救命病棟24時」など、ヒット作がズラリと並ぶ。同じ嵐の松本潤(26)が7月スタートの月9「夏色の恋は虹色に輝く」に主演した。火曜9時枠も定評がある二宮の演技と嵐人気を借りて、高視聴率を目指す。

 [2010年8月15日7時38分

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