英人気ロックバンド、コールドプレイが、小栗旬(28)と岡田将生(23)がダブル主演する映画「宇宙兄弟」(森義隆監督、来年5月公開)の主題歌を担当することが8日、分かった。グラミー賞受賞など輝かしい経歴を持ち、世界的に人気の同バンドが、日本の作品とタイアップするのは初めて。日本人初の兄弟宇宙飛行士を目指す本作を無限にスケールアップさせる。

 コールドプレイは04年グラミー賞で最優秀レコード賞を受賞。過去4枚のアルバムはいずれも世界で1000万枚以上売り上げるなど、世界的ロックバンドとして広く知られる。

 主題歌の題名は「ウオーターフォール~一粒の涙は滝のごとく」。同曲は壮大なスケール感を感じさせるロックで、日本では配信限定で6月に発売。先月発売した5枚目のアルバム「マイロ・ザイロト(MX)」にも収録されている。

 原作同名漫画を手掛けた小山宙哉氏が漫画を描くときに聴いていた曲の1つが、コールドプレイの楽曲だったという。東宝の川村元気プロデューサーは「コールドプレイの曲がマッチするようなスケール感とワクワク感があふれる映画を作ろう、という目標で脚本を作ってきました」と、ひそかにコールドプレイの楽曲を想定した脚本づくりを進めてきたことを明かした。

 コールドプレイは自分たちの音楽、イメージに強いこだわりを持つため、日本に限らず、映画、ドラマなどのタイアップを引き受けることはほとんどない。「ダメでもともと、思い出作り!

 というつもりでした」(川村氏)という主題歌オファーだった。「ウオーターフォール-」に5分間の「宇宙兄弟」イメージ映像を独自に製作。映像を見たコールドプレイは「日本はもともと大好きだし、とてもクールな映画になりそう」と快諾したという。

 小栗は「驚きやら興奮やら、いろいろな思いが体を駆けめぐりました。心の中で『どうせ無理っしょ』なんてつぶやいていた自分の浅はかさを、今は呪っています。このすさまじく広い世界観の楽曲がロケットのように無限の宇宙に、僕らの作った作品を連れていってくれるのでは」。岡田は「めっちゃカッコイイです。聴いていると体が軽くなるような高揚感が生まれてきて、まさにピッタリです!」と、主演の2人も感激している。

 ◆COLDPLAY(コールドプレイ)

 メンバーは、クリス・マーティン(34、ボーカル)ウィル・チャンピオン(33、ドラム)ジョニー・バックランド(34、ギター)ガイ・ベリーマン(33、ベース)の4人。00年アルバム「パラシューツ」でデビュー。アルバム4枚の世界トータルセールスは4300万枚以上。新アルバム「マイロ・ザイロト(MX)」は全米、全英を含む世界28カ国の音楽チャートで1位を獲得。マーティンの妻は女優グヴィネス・パルトロウ。

 ◆「宇宙兄弟」

 原作の同名漫画はモーニング(講談社)で08年から連載中。単行本は15巻で累計500万部を売り上げるベストセラーに。ある兄弟が幼いころ、2人で宇宙飛行士になる約束をした。時は流れ、2025年。約束通り、弟(岡田)は宇宙飛行士になったが、兄(小栗)は会社をクビになり、無職に。大きく異なる運命を歩んでいた兄弟だったが、兄は弟からのメールで、再び宇宙を目指すことを決意する。