SMAPがNHK連続テレビ小説の主題歌を初めて担当する。女優堀北真希(23)が主演する「梅ちゃん先生」(4月2日スタート、月~土曜午前8時)の主題歌に、SMAPの新曲「さかさまの空」(発売未定)が決定したことを15日、同局が発表した。同枠の主題歌を担当するのは、ジャニーズ事務所タレントとしても初めて。国民的グループは意欲的に新しい仕事に取り組んでいる。

 NHK岩谷可奈子プロデューサーはSMAPの起用理由を「デビューから20年、日本のエンターテインメント界をけん引し、多くのファンを笑顔にしてきた彼らの歌声が1日のスタートを笑顔にしてくれると確信し、お願いすることになりました」と説明した。「梅ちゃん先生」は主人公(堀北)が町の医者として戦後の激動の中を生き抜いていく姿を描く。

 作詞はSMAPのヒット曲「Dear

 WOMAN」を手掛けた作詞家麻生哲朗氏が担当。同曲は女性への応援歌だったが、今回もドラマの内容から、頑張る女性を応援する内容の歌詞になる予定。また、朝のドラマにふさわしく、ミディアムテンポの明るくさわやかな楽曲になりそうだ。

 SMAPがNHKの連続テレビ小説に関わるのは初めてだが、89年「青春家族」に当時15歳の稲垣吾郎(38)が出演。木村拓哉(39)は「今回、主題歌という形で参加できてうれしいです。たくさんの方々の朝のひとときが、少しでも温かい気持ちになっていただけたらと思います」と話している。

 SMAPは昨年デビュー20周年を迎えた。北京で初の海外公演を行うなど、記念イヤーにふさわしい大きなイベントを行った。また、SMAPを長期間にわたって密着したNHKドキュメンタリー番組「プロフェッショナル

 仕事の流儀」(10月放送)は、番組史上最高視聴率の13・7%を記録。年末に拡大版が放送されるなど、常に動向は大きな注目を集めている。

 SMAPは20周年を迎えてもなお、常にチャレンジ精神をもって、積極的に新しい仕事に取り組んでいる。