ロックバンド、ユニコーンが初めてアニメ主題歌を手掛けることが6日、分かった。日本テレビ系アニメ「宇宙兄弟」(4月1日スタート、日曜午前7時)の主題歌に、新曲「Feel

 So

 Moon」(発売日未定)が起用される。

 ユニコーンの起用は原作者の希望だった。「宇宙兄弟」は小山宙哉氏の人気同名コミックが原作で、累計発行部数が700万部を突破するベストセラー。幼いころの約束を果たそうと、再び一緒に宇宙を目指す兄弟を描く。小山氏は以前からユニコーンの曲を聴きながら「宇宙兄弟」のイメージを膨らませていたという。

 「Feel

 So

 Moon」は書き下ろし新曲。奥田民生(46)が「(兄弟)2人は月に行きたいんじゃないの?」として月を目指す2人をイメージして歌詞を手掛け、阿部義晴(45)がスケール感あふれるロックに仕上げた。小山氏は「音で宇宙感を表現されていて、最初のスピード感があるところからサビの無重力にいる感じとか、すごい『宇宙兄弟』にピッタリ」と大喜びしている。

 宇宙色たっぷりな楽曲の仕上げとして、“本物”の宇宙服を着用した。JAXA(宇宙機構)から借りてきたもので、歴代の日本人宇宙飛行士とおそろい。青い地球を背景に月面着陸に成功した設定で、アーティスト写真を撮り下ろした。メンバーは、宇宙飛行士として第一線で活躍する野口聡一氏(46)古川聡氏(47)若田光一氏(48)らと同世代。野口氏と同い年の奥田は「こういう服はめったに着られない」と話すなど、全員が宇宙飛行士気分を満喫していたという。