2月17日に56歳で亡くなったロックバンドLUNA SEAのドラマー真矢さんのお別れの会が14日、東京・豊洲PITで行われた。
LUNA SEAのメンバーら関係者約1000人が参列。妻で元モーニング娘。の石黒彩(48)は真矢さんの死去後初めて報道陣の取材に応じ、闘病中の様子や生前の思い出など、最愛の夫への思いを語った。
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石黒は、強く優しい真矢さんへの思いをあふれさせた。真矢さんは20年にステージ4の大腸がんを公表。昨年9月には脳腫瘍も発覚するなど、5年9カ月の闘病生活で7度の手術を受け、抗がん剤治療や放射線治療など過酷な日々が続いた。それでも「本人はいつも『幸せだな』と笑顔をくれて、周りを勇気づけてくれた」と石黒が話すように、明るく振る舞い続けていたという。
「あの言葉には、生きていることへの幸せやLUNA SEAのメンバーとして音を奏でられる幸せがこめられていた。同じ病気と闘う人たちへ、病気と戦いながら全国ツアーを完走して東京ドームでライブをして、希望と夢を与える日を楽しみにしていました。そんな強く優しい真矢くんが大好きで、誇りに思っています」
高校時代からLUNA SEAのファンだった。夫婦としても25年の年月をともにした。「眠れない夜は眠れない時間の分だけ、好きな人の顔だな…と旦那さんの顔を見ていた。すごくタイプの人の顔だったので、幸せでした」と笑みを浮かべた。「25年で真矢くんから一生分以上の幸せもらった。だから前を向いて、笑顔で歩んでいきます」と決意を語った。
真矢さんとともに、LUNA SEAはこれからも音を鳴らし続ける。SUGIZO(56)は「40年来の親友がいなくなってものすごく寂しい。この次元ではしばしお別れ。でも、またすぐに会って続きができる気がする」と話した。29日には真矢さん死去後初の全国ツアーが、地元の神奈川・秦野で開幕する。J(55)は「LUNA SEAを始める時に語り合った5人の夢はまだ続いている。これからも5人で夢に向かって全力で突き進みます」と誓った。【野見山拓樹】
○…ロックバンド一風堂のリーダーで、ミュージシャン土屋昌巳(73)は、真矢さんを「ミュージシャンとしてあんなに実力が向上した人、うまくなっていった人は、彼以外にいない」とたたえた。LUNA SEAがいったん“終幕”した後、活動再開した当時を振り返り「彼はものすごく修業したんだと思います。戻ってきた時のすばらしさにびっくりしました。前進し続けたミュージシャンでした」と話した。相川七瀬、西川貴教、松岡充らも取材に応じた。
○…祭壇には、真矢さんが昨年2月の東京ドーム公演で使用したドラムや、今年3月の有明アリーナ公演で会場に飾った最新のドラムなど3台が設置された。真矢さんが好きだった紫色をベースに、トルコキキョウやダリアなど約7000本の花で彩られた。また、真矢さんが地元神奈川・秦野の祭りで使用していたみこしや和太鼓なども展示された。
◆主な参列者 相川七瀬、松岡充、都啓一、大黒摩季、トム・ブラウン、西川貴教、THE YELLOW MONKEY、土屋昌巳、NATCHIN、DIR EN GREY、シド、池谷幸雄、かとうれいこ(順不同、敬称略)



