女優荻野目慶子(48)が昨年大みそかに結婚したことが6日、分かった。お相手は一般男性Aさん(50)で、約5年の交際を経てゴールインした。荻野目は初婚。かつては故深作欣二監督(享年72)らと浮名を流した恋多き女優として知られたが、ついに人生の伴侶を見つけた。

 恋多き女優が初めて結婚という幸せをつかんだ。昨年大みそかに都内の区役所に婚姻届を提出。挙式・披露宴は未定という。

 関係者によると、Aさんとの交際期間は約5年。知人の紹介で出会い、交際スタート1年後には都内で同居生活を開始させた。2人は読書や旅行好きと共通の趣味を持つ。多忙な2人だが時間を合わせ、国内外問わず旅行に出掛けたという。大人のカップルだけに、2人で過ごす時間を重ねた上で結婚という結論を出した。

 荻野目は初婚で、Aさんは再婚。Aさんは学生時代にラグビー部に所属したスポーツマン。体形はガッシリしているが、やさしそうな顔立ちだという。荻野目はAさんについて「挫折してもめげず、ユーモアを忘れない。常に前進、飛躍していこうとするエネルギーあふれる姿にひかれました」と話しているという。

 Aさんを人生の伴侶と意識するようになってから、荻野目の意識も変わった。仕事柄、外食が多いAさんを気遣い、毎日のように弁当を作っているという。そのために一時期料理学校に通ったり、料理本を何冊も購入。仕事が深夜に及んでも、早起きして弁当を作ることも少なくないようだ。

 私生活の充実は仕事にも好影響を及ぼしている。舞台「阿修羅のごとく」(ル・テアトル銀座)が11日から開幕する。中心人物となる4姉妹の次女を演じる。次女は主婦だけに「料理の勉強が演技に役立っています。今後は主婦役も似合うと言われたい」と張り切っているという。

 かつては恋多き女優として名をはせた。90年には交際していた映画監督の河合義隆さん(享年43)が荻野目の自宅で自殺。深作監督との交際が取り沙汰されたこともあった。今後はAさんと支え合いながら、さらに女優業にまい進する決意を固めているという。