女優宮沢りえ(39)が5日、東京・渋谷区のNHKで行われたBSプレミアムドラマ「神様のボート」(10日スタート、日曜午後10時)の会見に出席し、大人の愛について語った。夫のいる女性と藤木直人(40)が演じる妻のいる男性との愛を描くドラマで、宮沢にとっては14年ぶりの現代劇の連続ドラマ主演作。演じた感想とストーリーについて問われ、自身の考え方を示した。

 「スキャンダル的なものは後からついてくるものだと思います。人間が、純粋に生まれてきた気持ちをぶつけ合ったら、結果、それが不倫だったり、スキャンダラス的なものになっていくだけ。ここまで愛する存在をもてるのは幸せ」

 せりふには「骨ごととけるような」といった愛を表す言葉も登場するが、「異性にも仕事にも子供に対しても人生をかけて愛することとか、エネルギーを注ぐ対象が見つかるのは幸せ」とも語った。

 同作では、濃厚なラブシーンも演じており、「俳優でもラブシーンは恥ずかしい」と前置きした上で「ドキドキしますが、本当にすてき。素直に美しかったと思います」と振り返った。

 ともにラブシーンを演じた藤木は「宮沢さんに嫌われたらいやだなと考えましたが、最初から宮沢さんはガツンときてくれたので、こういうテンションでやればいいという安心感がありました」と、年下の先輩女優の貫禄に感心していた。

 [2013年3月6日10時25分

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