国際オリンピック委員会(IOC)は7日(日本時間8日早朝)にブエノスアイレスで開いた総会で、2020年の第32回夏季五輪・パラリンピック大会の開催都市に東京を選んだ。

 最終プレゼンテーションに登場したフリーアナウンサー滝川クリステル(35)は、流ちょうなフランス語で、東京が世界で最も安全な都市であることを訴えて招致に大きく貢献した。「東京は皆さまをユニークにお迎えします。日本語ではそれを『おもてなし』という一語で表現します」。見返りを求めない日本人のホスピタリティー精神の高さをアピールしようと、右手を使ったジェスチャーを交えつつ「お・も・て・な・し」と日本語で発音した後、両手を合わせて目を閉じるパフォーマンスも見せた。

 東京開催が決まると跳び上がって喜んだ。「泣いちゃいけないと思ったけど泣いちゃった」。

 フジテレビ系「Mr.サンデー」に出演して秘話も明かした。「おもてなし」という内容を入れたのは自分の強い希望だったといい、印象的だったジェスチャーは「トレーニングコーチが作ってくれました」。大役を果たして、ほっとした表情を見せていた。