昨年8月にAKB48を卒業した女優秋元才加(25)が、NHK「春の新生活応援キャンペーン」のイメージキャラクターに抜てきされたことが12日、分かった。若者の新生活を応援するキャンペーンで、テレビやポスター、ウェブで、同局の語学番組や、学生向け受信料の「家族割引」などを宣伝、告知していく。秋元は「皆さんの背中を押させていただきます。一緒にNHKを見て、新しいことに挑戦しましょう」と呼び掛けた。

 以前からNHKには実力を買われていた。一昨年に放送されたNHK総合のドラマ「朝ドラ殺人事件」と「大河ドラマ大作戦」に連続主演。ロンドンパラリンピック関連番組の司会も務め、昨年のAKB卒業前からは、月~水曜の午後生番組「ひるブラ」準レギュラーにも起用されてきた。

 同局は「若い男女に支持されて、しかも英語が得意なバイリンガル。舞台やモデルからフルマラソンまで、常に何事にも挑戦する姿勢が、テーマにピッタリ」と起用理由を説明。1つずつ、ソロ活動の実績を積み上げてきた成果といえる。

 キャンペーンのテーマに沿って、秋元本人も人生初の作詞作曲に挑戦した。自分らしさをメロディーラインや英語の歌詞に詰め込んで、キャンペーンソングを完成させた。「自分の心の中を形にするのは大変でしたが、作り終えたら、たくさんの喜びがありました。アップテンポでさわやかなポップス。AKBで歌っていた『草原の奇跡』のような、自然体で前向きになれる曲です」と明かした。

 現在も、人気作家三谷幸喜氏が作・演出する渋谷パルコ劇場40周年記念公演「国民の映画」に出演中。AKBを卒業しても、着実に成功を収めつつある。【瀬津真也】