CHAGE

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 ASKAのASKA容疑者(56)の覚せい剤取締法違反事件で、CD販売権などを持つユニバーサルミュージックは19日、チャゲアスのCDやDVDなどの出荷を停止し、回収すると発表した。楽曲と映像のインターネット配信も停止する。同社は「今回の逮捕は決して看過できるものではない」としている。

 覚せい剤取締法違反(所持)の疑いでASKA容疑者が逮捕されてから週が明けたこの日、関係各所が一斉に対応策を打ち出した。

 チャゲアスの所属事務所は公式ホームページに「ASKA本人に対する容疑、またその社会的影響の大きさに鑑み、ASKA、CHAGE

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 ASKAの音楽・映像及び関連商品の販売を中止することといたしました」と掲載した。

 また専属契約は11年に終了していたが、商品ごとに製造や販売の権利を持っていたユニバーサルミュージックは、チャゲアス及びASKAソロ名義のCDや映像計74商品の出荷停止と回収、配信停止などを決定した。同社は「容疑内容、反社会的性質、その影響の大きさに鑑みて決して看過できるものではなく、厳正な措置をもって臨むべきとの判断に至りました」と説明。過去にチャゲアスが所属していたヤマハミュージックもCDなど65商品の出荷停止と回収、配信の停止を決めた。

 ユニバーサル社は11年にChageとも専属契約を解消しているが、ソロ名義の関連商品は出荷停止などの措置を取らず、今後も音楽活動をサポートしていくとしている。

 ASKA逮捕の余波で過去の楽曲が再注目されている。逮捕翌日の18日付レコチョクシングルデーリーランキングのトップ50位に、「SAY

 YES」などチャゲアス及びASKAのソロ曲が5曲ランクイン。いずれも100位以下の圏外からの急上昇だった。