女優宮沢りえ(41)が21日、都内で行われた7年ぶりの主演映画「紙の月」(吉田大八監督、11月15日公開)の完成報告会見に出席した。原作は直木賞作家角田光代さんの長編小説で、「桐島、部活やめるってよ」などを手掛けた吉田監督が映画化した。

 既婚の女性銀行員が不倫のため、顧客の預金を横領する転落人生を描くサスペンス。宮沢は「これまで演じたことのない役。はじめる(決心の)時間がかかった。見たことのない自分が見たいという気持ちで受けた」と語った。完成した作品を見た時には「本当に見たことない自分がいて衝撃だった」と振り返った。

 主人公が勤務する銀行で窓口業務の同僚を演じる大島優子(25)は、今作がAKB48卒業後初の映画出演。大女優たちの演技を「素直に間近で見られて光栄」と語った。小林聡美(49)も出席した。