<アジア杯:日本2-2(PK3-0)韓国>◇25日◇準決勝◇カタール

 立ち上がりから日本がチャンスをつくった。前半7分、DF内田のクロスをFW岡崎がヘディングで合わせたが、ゴールの枠を外した。同17分には左サイドを突破したDF長友のクロスを岡崎が合わせたが相手GKの好セーブに阻まれた。

 先制点は韓国が奪った。前半22分、MF朴をDF今野がペナルティーエリア内で倒し、微妙な判定ながらPKを献上。これをMF奇に決められた。先制点を奪われた日本は同36分、本田のパスを受けた長友が左サイドをえぐり、中央にパス。FW前田が倒れ込みながら右足で流し込んで同点に追いついた。前半は1-1で折り返した。

 後半は韓国が攻勢に試合を進めた。日本の中盤のプレスが機能せず、両サイドから攻撃を受けた。日本は同36分、本田のクロスに岡崎がヘディングで合わせたがボールはバーの上を越えた。後半40分以降は、韓国の猛攻を日本が防ぐ展開が続いた。2人を交代させた韓国に対し、日本は後半42分に、MF香川に代えてMF細貝を投入。結局1-1のまま、延長に突入した。

 延長では両チーム得点を決めて2-2でPKに突入。日本はGK川島が2本止める活躍で、PKを3-0で制し、2大会ぶりの決勝進出を決めた。