<W杯アジア最終予選:日本1-1オーストラリア>◇B組◇4日◇埼玉

 日本代表MF本田圭佑(26)が、崖っぷちの日本を救った。1点ビハインドで迎えた後半ロスタイム。

 右サイドから低弾道クロスを入れた際に相手MFマケイからハンドの反則を奪ってPKとなった。本田は度胸満点、ド真ん中にPKを蹴り込み、同点ゴール。見事にW杯出場を手繰り寄せた。

 「みなさんがかなりプレッシャーかけてくれたんでね…。勝利できなかったのは残念だがW杯決定してよかった。アンラッキーな形で失点したんで、(香川)真司と強引にスペースを作りながら相手ゴールに迫っていこうと話した。結果的にラッキーなPKだったが勝ち点1取れてよかった。(PKは)真ん中蹴って取られたらしゃーない」。試合後は本田流のジョークで会場を沸かせるなど頼れるエースが大一番で勝負強さを発揮した。