ザックジャパン得点王のFW岡崎慎司(26=シュツットガルト)が、節目の30発弾でカズを超える。3日のオマーン戦でゴールを決め、今日8日のヨルダン戦でも先発は確実。現在、国際Aマッチ通算28得点でザック体制で最多の11得点をマーク。ヨルダン戦で2点以上決めれば、53試合30発で元日本代表FWカズ(三浦知良=横浜FC)の54試合の記録を塗り替えて、釜本邦茂氏の26試合に続く史上2位のスピード記録となる。AKB総選挙は終わったが、“ZACジャパン”の「OKA」も負けていない。
FW岡崎に風が吹いている。日本代表の不動の右サイドは、前日練習も定位置に入った模様で、Aマッチ3連発に期待がかかる。本田、香川、前田ら強力攻撃陣をさしおいてザックジャパン最多の11得点。「オレ以外は技術が高い。でもオレは走力でカバーできる。ゴリゴリ行くことも必要。ワンチャンスで決められるように集中する」と決意を口にした。
1トップにはFW前田が入るが、ゴール前の動きは心得ている。「相手がどう守ってこようが、攻撃のバリエーションはある。ゴール前に入っていく回数を増やしていけばいい」。激しく動きながら中央へ飛び込む最大の持ち味を生かす。代表52試合で28ゴール。次戦で史上2位のスピード記録の可能性が出てきた。
「ストライカーとして、そういう記録にはこだわりたい」。通算53試合目のヨルダン戦で30点目を決めれば、カズの記録を塗り替える。カズと会えたから、なおさらそう思う。昨年3月29日。大阪・長居での東日本大震災慈善試合に招集された。体調不良で当日入りした新幹線の車内で突然「オーラを感じた」。視線の先にはJリーグ選抜として出場するカズがいた。
あいさつすると、笑顔で話しかけてくれた。「いろいろサッカーの話を聞けたけど、それ以上にカズさんに会えたことがうれしかった」。そのカズも「彼は点取り屋だし数字を重ねることでリズムも出てくる。技術も高いしインテリジェンスな選手だよね」とエールを送る。点を決めた試合は18戦17勝1分けと不敗を誇る。30点まであと2。勢いは止まらない。【栗田成芳】

