日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が10日、ミーティングで2勝をノルマに定めた。一時離脱する前に宿舎で選手らを前に、10分弱にわたり「この2試合は絶対に2勝する。いい結果を残さなければならない」と具体的な目標を定めた。
当初から指揮官は年内の6戦を、来年1月のアジア杯へ向けたテストの場としている。だがアギーレジャパン初の公式戦へ向けて、はずみをつける機会でもある。ホンジュラス、オーストラリアとも、ブラジルなどの南米勢に比べれば力は劣る。だが楽に勝てる相手ではない。ここまでの4試合で1勝2敗1分け。消化不良の試合が続くが、あえて言い訳できない状況を作った。
宿舎でのミーティング後、合宿を一時離脱した。母国メキシコの企業が主催するサッカー殿堂に選出され、掲額式典に出席する。日本代表監督に就任する前から決まっていた行事だが選手には「メキシコに戻ることは申し訳ない」と事情を説明し、素直にわびたという。
その一方でノルマ達成へ向けて「自分はいないが、規律を守らなくていい理由にはならない」と引き締める言葉を残した。
9、10月の4試合は就任前に決まっていたが、今月の2試合は就任後に決まった。指揮官の意向も踏まえた上でのマッチメーク。決して楽ではない2勝のノルマは、選手だけでなく、自身へも課されたものであることは確かだ。【高橋悟史】

