J2札幌を運営する北海道フットボールクラブが26日、札幌市内で定時株主総会を行った。現職野々村芳和社長(42)ら取締役の選任と、14年度の収支報告が行われ、4682万円の当期純利益を計上し、3期連続の単年度黒字となった。J1昇格の条件で、クラブライセンス交付の障害になる債務超過も解消され、純資産額は1575万円となった。

 広告料収入が13年度から36・1%増の5億8812万円に拡大。就任3年目となる野々村社長は「サポートシップスポンサーが12年に104社だったものが、300社を超えるようになった。協力してくれる人が増えていることが要因の1つ」と説明した。

 また、今季トップチーム人件費が、昨年の3億9900万円から約1億2000万円上積みされ、5億1500万円で臨むことも併せて報告された。