札幌がホーム2連勝を逃した。

 前半35分に右CKから岐阜DF渡辺将基(28)に先制点を許し、後半ロスタイム1分にはカウンターからFWレオミネイロ(24)に2点目を奪われた。同ロスタイム3分にMF上原慎也(28)がヘッドで一矢報いたが、追いつくことはできなかった。

 四方田修平監督(42)は「立ち上がりのチャンスで決めきれず、ミスや反応が鈍いところから押し込まれる時間が続き、セットプレーでマークが外れ失点した。セットプレーは試合前から気持ちを入れてやったつもりだったが攻守ともにスイッチが入らず、歯がゆかった。0-1になり思い切っていくしかないとリスクを冒してでも勝ちにいったが、カウンターから2点目を取られてしまった。最後1点は返せたが、勝利という結果を出せず申し訳ない。敗戦という結果を受け止めて、次の試合もすぐにあるので、切り替えて臨みたい」と話した。

 岐阜は2試合ぶりの勝利。8試合ぶりとなる複数得点も、後半36分にレオミネイロがPKをバーに当て外すなどチャンスを逃す場面があった。ラモス瑠偉監督(58)は「勝ったからといって喜んでいる場合じゃない。PKを外して下を向いている時間はない。さっさと戻れ。失点の場面もGKのポジションが悪いから」とピリピリしていた。