仙台の辻上裕章氏(39)が、1日付で運営・広報部長に就任したことが3日までに分かった。今年8月に澤穂希(37=INAC神戸)と結婚し、仙台ではシーズン途中から強化・育成担当としてチームを支えてきた敏腕スタッフ。26日の天皇杯準々決勝ホーム柏戦へ向けチームが練習を再開したこの日、辻上広報部長は関係者らに向け、就任のあいさつを行った。
「このたび、広報部長に就任したベガルタ仙台の辻上です」-。この日の練習前、キリッとした表情で辻上新広報部長があいさつを行った。部長職という肩書を付け、今季8月以降に務めた強化・育成担当から、チームの顔ともいえる運営・広報部の責任者へ“昇進”した形だ。
バロンドールも受賞した澤穂希の夫として注目される以上に、語学堪能など秀才さが光る元Jリーガー。これまで仙台では、運営等にも携わりながらチームを下支えしてきた。今夏からは、グラウンドで練習のサポートにも参加するなど、選手からの人望も厚い。
クラブはこのたび、社員の約半数が異動となる大々的な人事を敢行。残る今シーズン、そして来季以降訪れるであろう飛躍への準備として配置転換というてこ入れ? を行った模様だ。
辻上氏は「今後ともどうぞよろしくお願いします。頑張りましょう」とコメント。広報部は女子部の仙台レディースの窓口も兼務する。仙台Lが神戸と対戦する際には、仙台の部長として、妻であり選手の澤を迎えることも仕事になる。同時に就任した、仙台大サッカー部OBでMF奥埜の2つ上の先輩にあたる国分恵太広報と二人三脚で業務にあたる。
◆辻上裕章(つじかみ・ひろあき)1976年(昭51)8月31日、群馬県生まれ。米ニューマンスミス高時にU-17米国代表を経験し、96年4月に早大入学。卒業後に当時J2の仙台入団。主に左サイドバックを務め、けがなどから2季で引退。01~08年は柏で強化本部、事業統括部。柏ではペリマン監督の通訳などを務め、08~10年は共同通信社運動部へ出向。その後は日本サッカー協会に出向し広報部で活躍。13年に仙台に戻り、15年に仙台の強化・育成部。



