東京ヴェルディがホームで柏レイソルを1-0で下し、4連勝(PK戦勝利を含む)を飾った。途中出場のMF新井悠太(23)が、土壇場の後半45分に決勝点を挙げた。
ロングボールをFW白井亮丞が頭で流し、拾ったFW染野唯月が素早く縦のスペースへ流す。走り込んだ新井が左足でニアサイドを力強く射抜いた。
前節2-1と勝利した鹿島アントラーズ戦は、後半途中から出場しながら途中でベンチに下げられていた。「インアウト」と呼ばれる屈辱を味わった。
それから中3日で迎えた柏戦。後半39分に投入される際、城福浩監督からは「お前の良さを存分に発揮しろ」と攻守にアグレッシブに挑んでいく姿勢を求められ、ハートに火を付けてピッチに走った。
そして期待に応えた。屈辱を晴らす今季初ゴールに「ネガティブなものじゃないよって言われたんですけど消化できなかった。自分の中には悔しい気持ちが大きかった。今回はどんな形でもチームに貢献したかった。ホッとしています」と喜びをかみしめた。
この一瞬に集中力を研ぎ澄ませ、チームに値千金の勝利をもたらしたヒーローは「足に魂込めました」とキング・カズの名言まで口にした。
城福監督は新井について「途中から出た時に何を手放したらいけないのか、その中で自分の特長をどう出すのかっていうのは彼なりに整理してで入ってくれたのかなと思います。守備は思う存分やってこいというような形で言ったら、いい形で前への推進力を出してくれたと思います」とたたえた。



