ドイツ1部アウクスブルクへの移籍が決まったG大阪の日本代表FW宇佐美貴史(24)が21日、大阪・市立吹田スタジアム内で会見した。

 テレビカメラ12台と、大勢の報道陣が集まった会見場の中央付近には、テレビ番組の収録でお笑い芸人のたむらけんじ(43)が潜入。記者に混じり、宇佐美に質問を投げかけた。

 たむら 代表でもガンバでも2列目のサイドをやっていましたけれど、ドイツに行ったらやりたいポジションはあるんでしょうか。

 宇佐美 そんな真面目な質問なんですか。(笑い)

 たむら ここは真面目な会やろ。

 宇佐美 あれ? 芸人さんですよね?

 たむら いや、今は記者です。

 2人の掛け合いに、会場は爆笑に包まれた。

 それでも宇佐美は「今やっているポジションでもいいですし、逆のサイドでも、真ん中でもいい。一番前でもやれる。どのポジションでも結果を出せるたくましさ、存在感を出したいです」と真剣に答えた。

 すると、芸人たむらではない“記者たむら”は続けて質問。

 たむら 希望の背番号はあるんですか

 宇佐美 昨日、希望を(クラブ側に)言わせてもらった。今、ガンバで背負っている39番を背負いたい。アウクスブルクでも背負うことができれば、語呂合わせで「サンキュー」。感謝の気持ちを背負いながらプレーするのも、自分らしいかなと思って要望しました。

 たむら では、最低でも39ゴール。

 宇佐美 そうですね、39点くらい取れればね。って、無理です。

 “記者たむら”の大活躍もあって、会見は終始、笑顔に包まれた。