新潟は0-1で柏に敗れた。第1ステージ第14節仙台戦以来4試合ぶりの黒星を喫した。後半27分にオウンゴールで1点を失った。リオデジャネイロ五輪バックアップメンバーのFW鈴木武蔵(22)が後半途中から出場するなど、攻め手を緩めることのない内容だったが、勝ち点にはつながらなかった。
不運な失点だった。後半27分、柏はFWクリスティアーノ(29)がFK。こぼれ球がDF舞行龍ジェームズ(27)に当たり、ゴールマウス内に転がった。
ただ、内容的には勝ち点3を奪ってもおかしくないものだった。後半11分、鈴木がFW指宿洋史(25)に代わってピッチに入った。その2分後に裏への抜け出しを見せるなど、相手に圧力をかけた。前節鳥栖戦で今季初得点を挙げたFW山崎亮平(27)がたびたびゴール前でチャンスをつくる。19分には、ペナルティーエリアに進入してシュート。決定的な場面に絡んだ。
柏はクリスティアーノを軸に多彩な攻撃でゴール前に迫った。それをしぶとく守った。局面の守備では1対2、1対3と人数をかけてボールを奪う。GK守田達弥(25)は鳥栖戦で相手と接触し途中交代した。額を中心に30針を縫う大けがだった。柏戦前日の1日に抜糸したばかり。それでも前半16分にクリスティアーノの強烈なFKをブロックするなど、気持ちを見せた。
「ビンタを食らうかもしれない。それを正面から受けずに、なんでもないように流すことが必要」。吉田達磨監督(42)は試合前、柏の猛攻に冷静に対処することを求めていた。相手の勢いに巻き込まれることなく、しぶとく守って速く攻める。新潟らしさが詰まっていた。これで第1ステージ第15節大宮戦から続いていた不敗は3で途切れたが、勢いは失っていない。【斎藤慎一郎】



