<J1:川崎F2-1G大阪>◇第9節◇26日◇等々力

 G大阪の元韓国五輪代表DFオ・ジェソク(24)が、顔面を強打して救急車で運ばれた。

 後半38分に川崎Fの小林が、ペナルティーエリア内でオーバーヘッドをした際に、オのあご付近を直撃。そのまま転倒すると、首を固定されたまま担架で運ばれた。

 試合終了を待って、救急車で病院に直行。精密検査を受けた模様だ。

 G大阪の長谷川健太監督は「歯が折れている。詳しいことは検査結果を聞かないと分からない。(病院に運ばれる際に)意識はあった」と説明。その上で、ペナルティーエリアという密集地帯でのオーバーヘッドの場面を指摘して「審判の方も慎重になってほしい」と判定について訴えかけた。

 G大阪は元日本代表のDF加地と、米倉も故障離脱中。オまで長期離脱となれば、右サイドバック(SB)が足りなくなる。オが負傷交代した終盤は、日本代表MF今野が右SBの代役を務めものの、後半ロスタイムにその右サイドを起点にして川崎FのFW大久保に決勝弾を許してしまった。