<J1:浦和0-2G大阪>◇第32節◇22日◇埼玉

 2位G大阪が完全アウェーの敵地で首位浦和を破り、2試合を残して勝ち点2差まで急接近した。

 浦和のパスサッカーにペースを握られる時間帯もあったが、手堅く守ると終盤に長谷川健太監督(49)が動いた。後半26分にFW宇佐美貴史(22)に替えてFWリンス(27)、同29分にMF大森晃太郎(22)に替えてMF倉田秋(25)、同36分にFWパトリック(27)に替えてFW佐藤昭大(28)を次々と投入。直後の同43分にリンスからパスをうけた佐藤が右足で冷静に先制点を挙げると、同48分には倉田がダメ押し点を奪取。貴重な勝ち点3をつかんだ。

 試合前の勝ち点差は「5」だったが、この日の勝利で「2」に。逆転優勝に加えナビスコ杯、天皇杯、リーグ戦の3冠の可能性も見えてきたが、主将のMF遠藤保仁(34)は「(3冠は)まだ分からないですけど、目指すことはできるので。1試合1試合しっかりやっていきたい」と話していた。